愛馬初のGⅠ馬 エスポワールシチー 第28戦


重賞8勝、GⅠ5勝の2009年、2010年のJRA賞最優秀ダートホース。


しかし2011年は本格化したスマートファルコンやトランセンドに歯が立たず。


エスポの走破時計は十分にGⅠ級で決して悪い内容ではない。相手が強過ぎるし、こちらも全盛期ほどの力はない。


そういった分の悪い一線級との戦いを避けGⅢに出走すれば、斤量の重さもなんのその余裕の勝利で圧勝。

コツコツと裏路線で頑張るのみ。

GⅡやGⅢの別定戦も2012年からはGⅠ馬の負担斤量が軽くなり、もう59キロで出走することはなくなった。

時代はエスポに向いている。


東京大賞典に一応登録するも、出走間隔とスマートファルコンを嫌って予定通り回避。


1月22日 京都11R 第19回 平安ステークス GⅢ ダート1800m 別定戦に出走!!

2着/1番人気。

重賞の口取りに当選も断然の1番人気で果たせず><。

パドック写真多数付き、現地観戦レポート。

(2012年2月8日完結)

2011年12月22日立ち上げ

●東京大賞典に登録も回避

 前走、2011年秋の最高の目標だったジャパンカップダートに無事出走し3着となったエスポワールシチーですが、一応12月29日の東京大賞典JpnⅠに登録しました。

 登録時のメンバーは次の通りです。

【JRA出走予定馬】
エスポワールシチー 佐藤哲三
シビルウォー 吉田豊
スマートファルコン 武豊
テスタマッタ 未定
ヤマニンキングリー M.デムーロ
ワンダーアキュート 未定

[補欠馬]
1キングスエンブレム 未定
2キクノアポロ 未定
3メダリアビート 未定
4ニホンピロアワーズ 未定
5マイネルアワグラス 未定


【地方競馬選定馬】
エイシンフレンチ(笠松) 騎手未定
エーシンエヴァン(笠松)  未定
カキツバタロイヤル(船橋) 未定
ゴーディー(大井)    未定
スーパーパワー(大井)  未定
スマートインパルス(大井) 未定
タートルベイ(船橋)   未定
ツルオカオウジ(大井)  未定
テラザクラウド(大井)  未定
トウホクビジン(笠松)  未定

[補欠馬]
1パフォーマンス(大井)
2ステラパラダイス(高知)


 しかし、目一杯に仕上げたジャパンカップダートから中3週とローテ的に厳しく、また帝王賞で完敗したスマートファルコンには現状勝てるわけもなく、優勝賞金に対し格段に賞金が減る地方の2着以下を取りに行くのも虚しく、予定通り登録だけに留め、回避することになりました。これは私も大賛成です。エスポはまだまだ現役で走って貰わなければ困りますし、無理に使って故障でもしたら大変です。

 ということで、次走は年明けになりました。

●次走は1月22日 平安ステークス GⅢあたりを予定

 12月19日に発表されましたクラブ公式HPエスポワールシチーの近況報告は次の通りです。

前走後、順調に乗り込まれています。安達師は「この中間も変わりなく良好です。次走については来週の東京大賞典に登録しましたが、年明けの平安ステークスか根岸ステークスのどちらかに切り替えたいと思います。仕上げ的には平安のほうが良いと思いますが最終的には調教の動きを見て決めます」と話しています。


 ということで、正式に東京大賞典を回避し、次走は

1月22日 京都11R 第19回 平安ステークス GⅢ ダート1800m 別定 或いは
1月29日 東京11R 第26回 根岸ステークス GⅢ ダート1400m 別定


の予定です。

 GⅢといっても中央のレースですし、2012年度から賞金が減額されますが、それでも1着賞金は3500万円もあります(2011年度は3800万円)。美味しいレースであることは間違いありません。是非地元の平安ステークスで3年前に取り切れなかった忘れ物を取り返して欲しいですね。私もこの日なら現地で応援に行くことが出来ます(根岸は行けないからヤだよ)。

これ以降は2012年1月15日に作成

●気になる特別登録表(1月22日 京都11R 平安ステークス GⅢ)

特別登録表 1月22日 京都11R 第19回 平安ステークス GⅢ ダート1800m 別定

第1回登録完了馬 全28頭 フルゲート 16頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
エスポワールシチー 佐藤哲三 58.0 12/04 JCD GⅠ 阪神ダ1800
ニホンピロアワーズ 酒井学 58.0 12/23 名古GⅡ 名古ダ2500
キングスエンブレム 56.0 12/10 ベテルOP 阪神ダ2000
インバルコ 後藤浩輝 56.0 12/24 師走OP 中山ダ1800
ミリオンディスク 56.0  6/16 北海GⅢ 門別ダ1200 11
トウショウフリーク 池添謙一 56.0 12/04 JCD GⅠ 阪神ダ1800 15
ダカノロックオン 田辺裕信 55.0 12/24 師走OP 中山ダ1800
マイネルアワグラス 56.0 12/23 名古屋GⅡ 名古ダ2500 10 13
キクノアポロ 小牧太 56.0 12/23 名古屋GⅡ 名古ダ2500
グランドシチー 津村明秀 56.0 12/25 フェア16下 中山ダ1800
タカオノボル 浜中俊 55.0 10/23 ブラジOP 東京ダ2100 18
ピイラニハイウェイ 秋山真一郎 56.0 12/24 師走OP 中山ダ1800 12 15 10
レーザーバレット 武豊 55.0 12/24 師走OP 中山ダ1800
アドマイヤロイヤル 安藤勝己 56.0 11/13 武蔵野GⅢ 東京ダ1600
サイレントメロディ 藤田伸二 56.0 12/24 師走OP 中山ダ1800 10
シルクシュナイダー 岩田康誠 55.0  1/05 初夢16下 京都ダ1800 13
以下除外対象馬
スタッドジェルラン 川田将雅 56.0 12/24 師走OP 中山ダ1800
ヒラボクキング 藤岡佑介 56.0 11/06 みやこGⅢ 京都ダ1800
プリンセスペスカ 津村明秀 54.0 12/24 師走OP 中山ダ1800 11 10
クリーン 国分恭介 56.0  1/14 大和OP 京都ダ1400 16 15 14 12
アドマイヤメジャー 56.0 12/17 ディセOP 中山芝1800 10
シャア 小坂忠士 56.0 12/24 師走OP 中山ダ1800
サウンドアクシス 56.0  1/08 ジャニOP 中山ダ1200
イケドラゴン 56.0  1/05 金杯GⅢ 中山芝2000 10 17 11
アドマイヤシャトル 56.0  5/08 ブリリOP 東京ダ2100 15 13
タマモクリエイト 56.0 12/24 師走OP 中山ダ1800 11
ピースキーパー 56.0 12/10 ベテルOP 阪神ダ2000 11
メンデル 北村友一 56.0 12/10 ベテルOP 阪神ダ2000 13 12

これ以降は1月19日に作成

●19日の段階での気になる出馬想定表(1月22日 京都11R 平安ステークス GⅢ)

出馬想定表 1月22日 京都11R 第19回 平安ステークス GⅢ ダート1800m 別定 全16頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
エスポワールシチー 佐藤哲三 58.0 12/04 JCD GⅠ 阪神ダ1800
ニホンピロアワーズ 酒井学 58.0 12/23 名古GⅡ 名古ダ2500
キングスエンブレム 56.0 12/10 ベテルOP 阪神ダ2000
インバルコ 後藤浩輝 56.0 12/24 師走OP 中山ダ1800
ミリオンディスク 56.0  6/16 北海GⅢ 門別ダ1200 11
トウショウフリーク 池添謙一 56.0 12/04 JCD GⅠ 阪神ダ1800 15
ダカノロックオン 田辺裕信 55.0 12/24 師走OP 中山ダ1800
マイネルアワグラス 56.0 12/23 名古屋GⅡ 名古ダ2500 10 13
キクノアポロ 小牧太 56.0 12/23 名古屋GⅡ 名古ダ2500
グランドシチー 津村明秀 56.0 12/25 フェア16下 中山ダ1800
タカオノボル 浜中俊 55.0 10/23 ブラジOP 東京ダ2100 18
ピイラニハイウェイ 秋山真一郎 56.0 12/24 師走OP 中山ダ1800 12 15 10
レーザーバレット 武豊 55.0 12/24 師走OP 中山ダ1800
アドマイヤロイヤル 安藤勝己 56.0 11/13 武蔵野GⅢ 東京ダ1600
サイレントメロディ 藤田伸二 56.0 12/24 師走OP 中山ダ1800 10
シルクシュナイダー 岩田康誠 55.0  1/05 初夢16下 京都ダ1800 13
スタッドジェルラン 川田将雅 56.0 12/24 師走OP 中山ダ1800
ヒラボクキング 藤岡佑介 56.0 11/06 みやこGⅢ 京都ダ1800
プリンセスペスカ 和田竜二 54.0 12/24 師走OP 中山ダ1800 11 10
クリーン 国分恭介 56.0  1/14 大和OP 京都ダ1400 16 15 14 12
アドマイヤメジャー 56.0 12/17 ディセOP 中山芝1800 10
シャア 小坂忠士 56.0 12/24 師走OP 中山ダ1800
サウンドアクシス 56.0  1/08 ジャニOP 中山ダ1200
イケドラゴン 56.0  1/05 金杯GⅢ 中山芝2000 10 17 11
アドマイヤシャトル 56.0  5/08 ブリリOP 東京ダ2100 15 13
タマモクリエイト 56.0 12/24 師走OP 中山ダ1800 11
ピースキーパー 56.0 12/10 ベテルOP 阪神ダ2000 11
メンデル 北村友一 56.0 12/10 ベテルOP 阪神ダ2000 13 12

それなりに強敵だと思われたニホンピロアワーズとキングスエンブレムは共に川崎記念JpnⅠに出走することになりました。なんとも楽なメンバーになりましたねぇ。

●追い切り情報(1月19日更新)

前走前 11月30日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
1回
佐藤哲三
4F 51.5
3F 37.7
2F 24.9
1F 12.7



12月22日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 64.1
3F 46.9
2F 30.5
1F 14.8



12月31日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 56.1
3F 40.8
2F 26.2
1F 12.9



1月3日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
佐藤哲三
4F 53.8
3F 39.8
2F 26.9
1F 14.0


1月9日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 60.3
3F 43.3
2F 28.2
1F 13.7


1月12日 栗東CW 重馬場 馬なり余力

佐藤哲三
6F 84.6
5F 68.5
4F 54.5
3F 40.7
1F 13.0[9]


1月15日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 54.9
3F 39.5
2F 25.3
1F 12.3


1月18日 栗東CW 良馬場 馬なり伸びる

佐藤哲三
6F 82.9
5F 66.3
4F 51.7
3F 37.5
1F 11.5[8]
 12月22日、前走後から初めての追い切り時計を計時しました。15-15程度ですが、順調で何よりです。次走は1月末の予定ですから、時間的にも十分ですね。そこからフェブラリーSに挑むのでしょう。

 12月31日、13-13程度で追い切られました。少しペースが上がって来ました。今回は地元京都での出走予定ですので、出走週に強く追い切れば良いですよね。まだまだ時間は十分あります。しっかりと仕上げて欲しいですね。

 1月3日、正月にもかかわらず主戦の佐藤哲三騎手が調教をつけてくださいました。頼もしいことです。GⅢくらいは勝ちたいですが、私は楽観視していません。目標にされますしね。これからの追い切りの動きに注目ですが、これが全盛期ほどの動きじゃなくなると本番でも厳しいでしょうね。まずはこれからの追い切りの動きに注目です。

 1月9日、15-15強で追い切られました。競馬開催日なので佐藤哲三騎手騎乗ではないですが、順調に追い切りを重ねています。木曜日あたりに1本ビシッと追い切られるのではないでしょうか。順調で何よりです。

 1月12日、佐藤哲三騎手を背に追い切られました。降雪の為に馬場が悪かったのでサッと追い切られた程度ですが、軽快なフットワークで良い追い切りだったようです。安達昭夫調教師も順調とおっしゃっています。来週の出走が楽しみですね。

 1月15日、13-13程度の速いところを乗られています。今回はGⅢですが、かなりハードに負荷をかけられています。手抜きはない仕上げのようです。もちろん、元王者として無様競馬は出来ませんからねぇ。口取り当選しないかなぁ。

 1月18日、主戦の佐藤哲三騎手を背に、万全の状態に仕上げられています。もちろん、私ほっさんの追い切り評価は文句なしの「A+」です。当然勝ち負けレベルの仕上がりです。

●出馬確定表

出馬確定表 1月22日 京都11R 第19回 平安ステークス GⅢ ダート1800m 別定 全16頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
エスポワールシチー 佐藤哲三 58.0 12/04 JCD GⅠ 阪神ダ1800
インバルコ 後藤浩輝 56.0 12/24 師走OP 中山ダ1800
トウショウフリーク 池添謙一 56.0 12/04 JCD GⅠ 阪神ダ1800 15
ダカノロックオン 田辺裕信 55.0 12/24 師走OP 中山ダ1800
キクノアポロ 小牧太 56.0 12/23 名古屋GⅡ 名古ダ2500
グランドシチー 津村明秀 56.0 12/25 フェア16下 中山ダ1800
タカオノボル 浜中俊 55.0 10/23 ブラジOP 東京ダ2100 18
ピイラニハイウェイ 秋山真一郎 56.0 12/24 師走OP 中山ダ1800 12 15 10
レーザーバレット 武豊 55.0 12/24 師走OP 中山ダ1800
アドマイヤロイヤル 安藤勝己 56.0 11/13 武蔵野GⅢ 東京ダ1600
サイレントメロディ 藤田伸二 56.0 12/24 師走OP 中山ダ1800 10
シルクシュナイダー 岩田康誠 55.0  1/05 初夢16下 京都ダ1800 13
スタッドジェルラン 川田将雅 56.0 12/24 師走OP 中山ダ1800
ヒラボクキング 藤岡佑介 56.0 11/06 みやこGⅢ 京都ダ1800
プリンセスペスカ 和田竜二 54.0 12/24 師走OP 中山ダ1800 11 10
クリーン 国分恭介 56.0  1/14 大和OP 京都ダ1400 16 15 14 12

騎手の太字は乗り替わり

結局、昨日の想定表通りの確定となりました。

●京都ダート1800mコース解説

 スタート地点はスタンド前の直線半ば付近。1コーナーまでの距離は約280m。1コーナーに入るまでの位置取りが非常に重要で、ここで外を回らされると厳しい。1コーナーに入るまでに隊列が落ち着きやすく、縦長にはならないので、外枠を引いた馬(特に逃げ・先行馬)は不利だ。逆に1枠の逃げ・先行馬が最もベスト。単純に1枠の連対率は約20パーセントある。その他の枠は15パーセント以下。
 基本的には逃げ・先行馬が有利だが、展開や馬場状態次第では向正面で激しくレースが動くことも。ペースが速くなれば当然、差し馬にもチャンスが出てくるが、逆に遅すぎると外からマクられる。
 先頭、2番手で最後の直線に入った馬が、そのまま残りやすい。
 1800m好走馬も血統面で特徴があり、ブライアンズタイムやサンデーサイレンス、バブルガムフェローといったヘイルトゥーリーズン系が非常に強い。
有利な枠順 1枠
有利な脚質 逃げ~先行
ポイント 枠順、種牡馬
種牡馬ベスト ブライアンズタイム、サンデーサイレンス、ジェイドロバリー
連対騎手ベスト 武豊、ペリエ、安藤勝己、武幸四郎、藤田伸二
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳未勝利 1分55秒6 1分53秒4
3歳新馬 1分56秒3 1分55秒8 1分54秒5 1分54秒9
3歳未勝利 1分55秒4 1分54秒7 1分53秒7 1分54秒0
3歳500万 1分54秒1 1分53秒4 1分52秒2 1分52秒3
古馬500万 1分53秒6 1分53秒0 1分52秒4 1分52秒0
古馬1000万 1分52秒5 1分52秒1 1分50秒9 1分51秒5
古馬1600万 1分51秒2 1分51秒3 1分50秒2 1分50秒7
古馬オープン 1分51秒1 1分51秒0 1分49秒9 1分49秒1

●騎手は佐藤哲三騎手 ほっさん評価「A+」

 鞍上は当然今回もエスポワールシチーの主戦・佐藤哲三騎手です。やはりエスポは彼の手綱が一番です。負担斤量は58キロと例年に比べて1キロ減となり、それでもほとんどの相手よりも2キロは重いですが、ワンダーアキュートやダノンカモンなど1度先着を許した馬もいませんし、目標にされるものの、同じGⅢのみやこSのようにここでは圧勝して欲しいですね。

 3年前に1度2着に敗れたレースですが、京都ダート1800mと言えばスマートボーイのように高齢の逃げ馬でも残りやすい前有利なコースです。エスポの二の脚なら確実に前につけますし、もう旧馬齢ですと8歳ですが、まだまだ頑張って欲しいですね。


 2012年1月16日現在、中央では899勝(内GⅠ6勝、重賞45勝)、勝率8.8パーセント、連対率18.2パーセントと騎乗馬の質を考えればたいしたもの。2011年は48勝、勝率10.4パーセントと生涯成績を大きく上回った。2010年は36勝、勝率8.4パーセントと若干低いが、エスポワールシチーやアーネストリーでGⅠや重賞を制覇している。それらを育てた手腕は超一流。


 佐藤哲三(さとう てつぞう)は1970年9月17日生まれの41歳。日本中央競馬会(JRA)栗東トレーニングセンター所属する24年目の騎手である。騎手免許は平地競走のみ。デビュー当時は吉岡八郎厩舎所属。1994年12月21日からフリー。

 1989年に吉岡八郎厩舎所属でデビュー。同期に田中勝春騎手、小野次郎騎手、角田晃一元騎手現調教師がいる。

 デビュー年は8勝で、2年目に27勝と勝ち星を増やした。1992年に朝日チャレンジカップGⅢで重賞初制覇(レットイットビー・吉岡八郎厩舎)。1994年12月21日付けでフリーとなる。1996年にマイネルマックスでGⅠ制覇。この年自己最多の70勝を上げた。

 2002年に通算500勝を突破。2003年にはタップダンスシチーでジャパンカップGⅠを優勝。2011年も自身の育成馬アーネストリーで宝塚記念GⅠを優勝。8月に通算10000回騎乗を達成。

 毎年途切れなく重賞を勝っており、目下16年連続記録更新中。この記録は称賛に値する。ここを勝って是非17年連続記録を打ち立てて欲しい。


 「佐々木晶三師と深い関係を築いており、2002年以降の28回の重賞勝ちのうち実に20勝を同師とのタッグで挙げている。2011年にはアーネストリーで宝塚記念を勝った。無理に出したり抑え込んだりせず、馬との呼吸を大事にするスタイル。大外をブン回すことはないし、馬群に入る形でもスムーズに捌いてくる。追って強引に伸ばすパワフルさこそないものの、ミスが少なくて信頼できるジョッキーだ。全キャリアで1着が885回、2着が948回と多いが、人気馬に多く乗るわけでない分があるだろう。2011年は1番人気馬で[14・8・1・7]の勝率.467、連対率.733と見事な数字。2・3番人気馬での成績も上々で、単勝5100円、3730円、3940円と穴も出している。コース別では小倉で連対率が良く、2011年は芝の短距離(1400m以下)で連対率.292と好成績を残した。厩舎別ではもちろん佐々木晶三の名前が筆頭に挙がり、2011年は連対率が.350と高率。売り出し中の中竹和也で騎乗機会が増えて結果も出ている。馬に競馬を教え込むうまさには定評があり、2011年の春には低迷していたビービーガルダンの手綱を任されて高松宮記念で4着に持ってきた。レース前のコメントを馬券につなげることができる。」(佐藤祐樹元地方競馬騎手)


 真面目な性格で、インタビューでは細かく長く話してくれる。記者がまとめるのに苦労するほど。

 2000年のラガーレグルスのゲート再審査の際、心無い観客がゲート近くの柵を叩く等の悪戯をした為ラガーレグルスは興奮。ゲート審査に不合格となりダービー出走が不可能になる。さらにゲート検査後、野次を飛ばした観客に激怒した佐藤がスタンドに向かって詰め寄り、JRA職員に止められる騒ぎとなる。

 人気馬を自ら潰しにかかる騎乗スタイルは、格上馬が出走すると最初から2着狙いが見られるようになったと言われる最近の騎手の中では珍しく、馬券派のファンから支持されている。

 大の競艇好きであり、ジョッキーの間では「哲三先生」と呼ばれるほど精通している(競艇専門誌「マクール」の「俺もボートファンだ!」でインタビューを受けている)。年末の賞金王決定戦特番に出演するなど、メディア露出は競艇関連が大多数を占めている。

 2004年の宝塚記念を勝利した際、使用していたゴーグル、鞭、更にはヘルメットまでも観客席に投げ入れるパフォーマンスを見せている。2009年にはかしわ記念(エスポワールシチー)を勝利した際も鞭を観客席に投げ入れるパフォーマンスを見せている。


 2010月9月19日のスポーツニッポン紙・乗峯栄一氏のコラムでは次のように紹介されている。
雑誌の依頼で、ブリーダーズC挑戦エスポワールの佐藤哲三インタビューをやった。いや、佐藤哲三という騎手は凄い。「歩度を伸ばすことに努めていますが、歩度を伸ばすのはこちらとの信頼関係の中でエスポの自立心を育むことなんです」などと騎手コメントでは滅多に聞かない言葉がバンバン出てくる。個人的には十数年前の「競走馬騎乗はベニヤ板です」「ロンシャンボーイは風船抱えてました」など清山宏明語録以来の感動だ。佐藤哲三は「乗る」というより「馬を作る騎手」だ。だからそこをうまく了解する佐々木厩舎や安達厩舎だといい結果が出るということなんだろう。(以下省略)

 私も全く同意見である。


 海外遠征は2004年タップダンスシチーで凱旋門賞に出走しているがバゴの17着に敗れた。しかし、これはチャーターする予定であった飛行機が故障により離陸できないアクシデントに見舞われ、輸送が不可能となり、佐々木晶三調教師は一度は遠征を断念したものの一口馬主の会員には出走を望む声が多く、出走2日前出発の飛行機で輸送するスケジュールで遠征を敢行した為であり、これは度外視すべき結果である。


 ほっさん愛馬では最多の52戦15勝。オペラシチーの目黒記念GⅡをはじめ、エスポワールシチーのGⅠ5勝全て彼の騎乗。そのいぶし銀の腕前は衰えるどころか輝きを増している。

 ほっさん愛馬に騎乗していただいた経験としては、調教師の指示に従順で、ペースや出遅れなど構わず言われた通りの騎乗をする。一流と言われる騎手のほとんどは調教師の指示があってもペースやレース感などから突然自分が良かれと思う乗り方を選択し結果を出すが、佐藤哲三騎手はそういった騎乗はほとんどない。そういった面などが世間から一流と分け隔てられるところだろう。
 故に調教師の指示に従い、ペースが遅いのに直線一気になったり、流れが速くなりそうでもハナを主張したりするので批判の矢面に立たされることが多い。
 しかし、それが佐藤哲三騎手であって、私はそういう騎手がいることも大切と思う。


 ひと1倍ファンを大切にする騎手で、2011年の名古屋大賞典JpnⅢ優勝時には、ウィナーズサークルで色紙等を持っていた約50名を超えるファン全てがいなくなるまでサインに応じ、グズグズしていた私さえもサインをいただくことができた。

 普通の騎手なら、4、5枚程度書いてバイバイだが、佐藤哲三騎手の丁寧な対応は要領のいいファンだけでなく、弱者にもきちんと行き渡り非常に好感が持てる。

 また、その日の震災に伴う義援金募金活動では、地元名古屋の騎手に交じり、2着だった和田竜二騎手と最後の最後まで募金活動に参加。本来地元の騎手によるイベントだった為に関東の一部騎手が募金活動もせずに帰路につく中、最後の最後まで求められた握手に応じ(うちの子も握手していただいた)笑顔を絶やさなかった性格は人としても素晴らしいのひと言。

 そういった全てのことを含め、私は人間佐藤哲三の大ファンである。


 ほっさん愛馬での成績 52戦15勝

2004年 6月27日 オペラシチー     鶴橋特別 500万下  阪神芝2000m  1着1番人気
2004年 7月25日 オペラシチー     玄海特別 1000万下 小倉芝2000m  1着1番人気
2004年 9月11日 オペラシチー     朝日CC GⅢ      阪神芝2000m  7着/2番人気
2004年10月24日 オペラシチー     菊花賞 GⅠ       京都芝3000m  3着/6番人気
2005年 2月26日 オペラシチー     御堂筋S 1600万下  中山芝2500m  1着1番人気
2005年 3月26日 オペラシチー     日経賞 GⅡ       中山芝2500m  3着2番人気
2005年 4月24日 オペラシチー     メトロポリタンS OP   東京芝2400m  3着1番人気
2005年 5月21日 オペラシチー     目黒記念 GⅡ      東京芝2500m  1着1番人気
2005年 8月21日 オペラシチー     札幌記念 GⅡ      札幌芝2000m  7着/1番人気
2006年 1月22日 オペラシチー     AJCC GⅡ       中山芝2200m  5着/3番人気
2006年 2月12日 オペラシチー     ダイヤモンドS GⅢ   東京芝3400m  10着/4番人気
2006年 7月30日 ダブルダンスシチー 2歳新馬         小倉芝1200m  8着/3番人気
2006年 8月27日 ロンドンシチー    3歳未勝利        新潟ダ1200m  6着/7番人気
2006年10月29日 ダンシングシチー  2歳新馬          東京芝1600m  8着/9番人気
2007年 6月17日 フォレストシチー   3歳未勝利        阪神ダ1800m 13着/10番人気
2007年 6月30日 ダブルダンスシチー 3歳未勝利        阪神ダ1800m  4着/5番人気
2007年 7月28日 マイセンシチー    3歳未勝利        小倉芝2600m 11着/9番人気
2007年 8月19日 チャーミングシチー  2歳新馬         小倉芝1800m 開催中止
2008年 3月 9日 エスポワールシチー 3歳新馬         阪神芝1600m  3着1番人気
2008年 3月29日 エスポワールシチー 3歳未勝利        阪神芝1400m  2着1番人気
2008年 4月12日 ダブルダンスシチー 1000万下        阪神ダ1800m  2着/5番人気
2008年 5月 3日 エスポワールシチー 3歳未勝利        京都芝1600m  6着/2番人気
2008年 5月11日 ダブルダンスシチー 桃山特別 1000万下 京都ダ1800m 11着/1番人気
2008年 6月21日 エスポワールシチー 3歳未勝利        阪神芝1400m  2着/4番人気
2008年 7月20日 エスポワールシチー 3歳未勝利        小倉芝1200m  1着1番人気
2008年 8月10日 エスポワールシチー 秋吉台特別 500万下 小倉芝1200m  7着/3番人気
2008年 9月27日 エスポワールシチー 西脇特別 1000万下 阪神ダ1800m  1着2番人気
2008年10月 4日 ダブルダンスシチー 500万下         阪神ダ1800m  9着/2番人気
2008年11月24日 エスポワールシチー トパーズS OP     京都ダ1800m  1着1番人気
2009年 1月25日 エスポワールシチー 平安S GⅢ       京都ダ1800m  2着1番人気
2009年 2月15日 ダブルダンスシチー 500万下         小倉ダ1700m  3着/3番人気
2009年 2月22日 エスポワールシチー フェブラリーS GⅠ   東京ダ1600m  4着/5番人気
2009年 3月 8日 ダブルダンスシチー 500万下         阪神ダ1400m 11着/6番人気
2009年 5月 5日 エスポワールシチー かしわ記念 JpnⅠ   船橋ダ1600m  1着2番人気
2009年 5月17日 エクストラシチー   湯沢特別 500万下  新潟芝1200m 16着/14番人気
2009年10月12日 エスポワールシチー 南部杯 JpnⅠ     盛岡ダ1600m  1着2番人気
2009年12月 6日 エスポワールシチー JCダート GⅠ     阪神ダ1800m  1着1番人気
2010年 2月21日 エスポワールシチー フェブラリーS GⅠ   東京ダ1600m  1着1番人気
2010年 5月 5日 エスポワールシチー かしわ記念 JpnⅠ   船橋ダ1600m  1着1番人気
2010年10月11日 エスポワールシチー 南部杯 JpnⅠ     盛岡ダ1600m   2着1番人気
2010年11月 6日 エスポワールシチー ブリーダーズカップ クラシック GⅠ 米チャーチルダウンズ ダ2000m 10着/7番人気
2011年 2月12日 セシリアシチー    3歳未勝利        京都ダ1800m  感冒により出走取消
2011年 3月19日 クレセントシチー   3歳未勝利        阪神ダ1400m   10着/13番人気
2011年 3月21日 エスポワールシチー 
名古屋大賞典 JpnⅢ 名古屋ダート1900m 1着1番人気
2011年 4月16日 クレセントシチー   3歳未勝利        阪神ダ1800m   8着/11番人気
2011年 5月 5日 エスポワールシチー かしわ記念 JpnⅠ   船橋ダ1600m   3着/1番人気
2011年 5月15日 クレセントシチー   3歳未勝利        京都ダ1800m    
1着/7番人気
2011年 6月12日 クレセントシチー   3歳500万下       阪神ダ1800m   14着/8番人気
2011年 6月29日 エスポワールシチー 
帝王賞 JpnⅠ      大井ダ2000m   2着2番人気
2011年11月 6日 エスポワールシチー みやこS GⅢ       京都ダ1800m   1着1番人気
2011年12月 4日 エスポワールシチー JCダート GⅠ      阪神ダ1800m   3着2番人気

2012年 1月15日 フランベルジェ     3歳500万下       京都芝1600m   10着/11番人気


2011年3月21日、エスポワールシチーで名古屋大賞典JpnⅢを制し、優勝騎手インタビューを受ける佐藤哲三騎手(右)。

これ以降は1月20日に作成(一部21日に追記)

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「ヒモ穴注」


予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU
インバルコ △△
スタッドジェルラン
サイレントメロディ
アドマイヤロイヤル
タカオノボル
トウショウフリーク
シルクシュナイダー △△
タガノロックオン △△ △△
グランドシチー
ヒラボクキング
レーザーバレット
エスポワールシチー
二重△は△△で処理
あとは無印



オッズ 前売り終了時点
馬名 予想オッズ
エスポワールシチー 1.5
アドマイヤロイヤル 7.3
トウショウフリーク 16.7
インバルコ 17.5
タガノロックオン 18.2
レーザーバレット 21.0
グランドシチー 21.9
スタッドジェルラン 22.4
以下34倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
エスポワールシチー 102 97.0 99.1 95.3
グランドシチー 88 80.5 81.8 88.1
アドマイヤロイヤル 94 83.8 88.2 94.3
タガノロックオン 92 90.5 90.9 92.3
トウショウフリーク 95 89.8 95.3 81.2
タカオノボル 88 82.7 83.6 87.9

指数でも他馬に比べて断トツの実績です

デイリー馬三郎

吉田順一 本紙の見解

「東京大賞典は右前肢の球節腫れで自重したが、すぐ平安Sに目標を切り替えたエスポワールシチー。攻め入念で盤石だ。GⅠ5勝の実績はズバ抜けており、みやこSの内容から舞台も文句なし。相手探し。」

◎ エスポワールシチー
○ タガノロックオン
▲ アドマイヤロイヤル

以下省略



特別登録段階でのみどころ

JCダートは3着に敗れ、王座奪還はならなかったエスポワールシチー。勝ち馬のトランセンド相手に真っ向勝負を挑み、2番手からプレッシャーを与えたが、直線で力尽きた。ただ、負かしにいってのものだけにそれほど悲観する内容ではない。2走前のみやこSでは、後続に3馬身半差で完勝しており、GⅢならまだまだ格上的存在。フェブラリーSでは、トランセンドとの再戦が見込まれるが、リベンジするためにも前哨戦をきっちり勝って本番に向かいたいところだ。

 師走Sを制してOP初Vを決めたタガノロックオン。4番手で流れに乗り、直線で抜け出す正攻法の競馬。成長がうかがえるレースぶりだった。まだ重賞タイトルは手にしていないが、ジャパンダートダービー3着、レパードS、シリウスS4着と好走しており、いつ勝ってもおかしくない力を持っている。脚質的にも先行有利の京都に変わるのはプラス。初のGタイトルは射程圏に入っている。

 JCダートは15着に終わったトウショウフリークだが、GⅠ初挑戦に加え、1コーナーで不利があり、2番手からの競馬。強豪ぞろいのなかでは、自分の形に持ち込むことはできなかった。それでも5連勝でOP入りし、みやこSでも2着は力がなければできない芸当。単騎で行ければ巻き返しは可能だ。

 あとは、ベテルギウスSを5馬身差で圧勝したキングスエンブレム、名古屋グランプリで重賞初Vを飾ったニホンピロアワーズ、条件戦2連勝のグランドシチーも圏内だ。

JRA-HP

これまで、京都のダート1800mで行われてきた重賞は、平安S、アンタレスS、みやこSの3レース。1月下旬に行われる平安SはJRA最初のGI・フェブラリーSの前哨戦とあって、過去の出走馬に著名馬も多いが、意外なことに1番人気馬は12連敗中。昨年まで4月下旬に行われていたアンタレスS(今年から1週繰り上げて、阪神・ダート1800mで開催)も1番人気馬は8連敗を記録している。これに対し、ジャパンカップダートの前哨戦として2010年に新設された11月初旬のみやこSは、第1回の優勝馬トランセンド(2番人気)が2011年、第2回の優勝馬エスポワールシチー(1番人気)が2009年と2010年のJRA賞最優秀ダートホースに選出された強豪で、過去2回ともに平穏な決着に終わっている。同じ条件で行われるダート重賞でも、春季と秋季では対称的な傾向を示しており、この平安Sは“一筋縄ではいかないレース”と捉えるのが正解だろう。

京都・ダート1800mの重賞、みやこSを昨秋に1番人気で圧勝しているエスポワールシチー(牡7・安達昭夫)。今回も圧倒的な支持を集めることになるだろうが、昨秋以降のレースぶりが1戦ごとに上向き傾向とあれば、みやこS以上の内容での勝利を期待したいところだ。前走のジャパンカップダート(3着)後、年明け初戦をこの平安S、2走目に上半期の大目標・フェブラリーSというローテーションが定められた。1週前追い切りも12日に栗東CWコースでしっかりと消化し、出走態勢はほぼ万全。斤量の58キロも昨年のみやこSで克服済みとあれば、死角らしい死角も見当たらない。今年最初のレースを好発進で決めてくれそうだ。

前走で地方交流重賞のJpnII・名古屋グランプリ(名古屋・ダート2500m)を快勝し、重賞初制覇を達成したニホンピロアワーズ(牡5・大橋勇樹)。スタートから2番手を追走し、4コーナーで早々と先頭に躍り出る積極的な競馬を見せ、2着馬に2馬身差をつけてゴールイン。1月25日(水)に行われる地方交流重賞のJpnI・川崎記念(川崎・ダート2100m)とこの平安Sにダブル登録しているが、こちらに出走してくれば、好勝負必至だろう。

3走前の1000万下・多摩川特別、前々走1600万下の東京ゴールデンプレミアム(ともに東京・ダート1600m)と2連勝を飾ったあと、ダート重賞に初挑戦した前走の武蔵野Sで3着に好走したアドマイヤロイヤル(牡5・橋田満)は、今年の飛躍が期待できる1頭だろう。前走後は短期放牧に出ていたが、12月14日に栗東トレーニング・センターへ帰厩。1月13日には坂路で4ハロン53秒1をマークし、1週前追い切りを無事に終えている。520キロ前後の大型馬の休み明けだけに、当日の馬体重はチェックしておきたいが、ここまでの調整過程は順調と見ても良さそうだ。

初のGI 挑戦となった前走のジャパンカップダートこそ15着と大敗したトウショウフリーク(牡5・鶴留明雄)だが、これは1コーナーで他馬に挟まれるアクシデントが大きく響いてのもの。自分のペースでスムーズな競馬ができれば、巻き返しは可能だろう。芝のGI で3勝を挙げた半姉のスイープトウショウとはかなりタイプが違うが、備えている能力は匹敵するものがあるはず。12日に行われた栗東坂路での1週前追い切りは、なかなか力強い動きだった。

タガノロックオン(牡4・松田博資)は約3か月ぶりのレースとなった前走オープン特別の師走S(中山・ダート1800m)を優勝。ダートの重賞は、昨年のJpnI・ジャパンダートダービー(大井・ダート2000m)3着、レパードS4着、シリウスS4着と勝ち切れないながらも善戦を続けており、今年は重賞のタイトル獲得を期待してもいいはずだ。調教では行きたがる面を見せるが、前走で折り合い面に進境がうかがえたのは好材料だろう。

最も勢いを感じる上り馬が、目下2連勝中のシルクシュナイダー(牡4・須貝尚介)で、セールスポイントは堅実な末脚。前々走1000万下(阪神・ダート2000m)が2馬身半差の快勝、前走1600万下の初夢S(京都・ダート1800m)ではメンバー中最速となる上がり3ハロン36秒4(推定)の末脚を発揮し、クビ差の接戦を制している。今回はGI レース並みの速い流れが予測できるメンバー構成だけに、直線を向いた段階でどれだけ末脚を温存できているかがポイントとなってきそうだ。前走時の馬体重が514キロという大型馬で、太めの残りやすい時季だけに、ここ2戦で順調に使われてきた強みもありそう。

インバルコ(牡6・池江泰寿)は、昨年のこのレースの2着馬。厳しい競馬になればなるほど力を発揮するタイプで、昨年は1~3着馬が同タイムの接戦だったが、4コーナー8番手からメンバー中最速タイの上がり3ハロン37秒1(推定)の末脚を繰り出して、連対を確保した。3走前のみやこSは、2番手追走のエスポワールシチーが快勝し、逃げたトウショウフリークが2着に粘るという前残りの展開になって、8着に敗退。前2戦のオープン特別は、ベテルギウスS(阪神・ダート2000m)が59キロで2着、師走Sが58.5キロで5着と、重い斤量が影響した印象。56キロで出走できる今回は、昨年の再現があってもいいはずだ。

タカオノボル(牡4・矢作芳人)は、昨夏のレパードSで勝ち馬から0秒3差の2着に入った実績馬。ダートのレースキャリアもまだ6戦と、伸びしろも十分だ。今回は、前走オープン特別のブラジルC(東京・ダート2100m、4着)以来3か月ぶりの実戦となる。栗東トレーニング・センターに帰厩したのが1月4日で、攻め量がまだ少し不足気味なのがどうかだろう。12日に坂路で行われた1週前追い切りではラスト1ハロン14秒1と時計を要していただけに、直前の追い切りの動きに注目したいところだ。

キクノアポロ(牡6・野中賢二)は、前走で地方交流重賞のJpnII・名古屋グランプリに参戦し、勝ち馬のニホンピロアワーズから2秒8も離された4着に完敗。7か月半の休み明けで最後は完全に息切れしてしまった印象だけに、ひと叩きされたことで今回は粘りが増してくるはず。3走前の1600万下・堺S(阪神・ダート2000m)を快勝、前々走オープン特別のブリリアントS(東京・ダート2100m)を圧勝した実力馬だけに、直前の追い切りで復調気配がうかがえるようなら、巻き返しのチャンスはあるだろう。

前走オープン特別の師走Sで、勝ち馬のタガノロックオンからクビ差の2着に惜敗したスタッドジェルラン(牡6・安田隆行)。休み明けを苦にしないタイプだが、それ以上に成績が良いのは〔1・2・0・0〕とパーフェクトの叩き2戦目。相手はかなり強くなるが、ここで通用してもおかしくない能力の持ち主だ。



以下、出馬確定後


エスポワールシチー

2009年、2010年のJRA賞最優秀ダートホースに選出された現役を代表するダートの強豪。アメリカの国際G1・ブリーダーズCクラシック(チャーチルダウンズ・ダート2000m、10着)に挑戦した2010年の秋以降は大崩れしていないものの、遠征による疲労から本調子になかなか戻れなかったようだが、昨秋のマイルチャンピオンシップ南部杯(東京・ダート1600mで開催)4着あたりから徐々に復調ムード。今回と同じ京都・ダート1800mで行われた前々走のみやこSを58キロで快勝、続く前走のジャパンカップダートでも勝ち馬のトランセンドから0秒3差の3着と、まずまずの結果を残している。自慢のスピードをフルに活かせる東京・ダート1600mが舞台となるフェブラリーSでの王座奪回を目指しており、たとえ前哨戦でもGIII の舞台では負けられないところだろう。この中間の気配もかなり目立っている。


アドロイヤロイヤル

ダート路線に転戦してからの成績は〔3・3・1・0〕。7戦を消化して4着以下が一度もないというのだから、ファンにとっては、これほど頼もしい馬もなかなかいない。ダートの重賞初挑戦となった前走の武蔵野Sでは、ナムラタイタンやダノンカモンといった重賞で好走実績を持つ馬を相手に差のない3着。上がり3ハロン35秒4(推定)は出走馬中最速タイムだった。今回は前走以上に相手関係は強力になった印象だが、このメンバーを相手に重賞初制覇を飾るようなら、今年の飛躍は約束されたも同然だろう。ダートでは初めてとなるコーナー4回の競馬、1800mの距離を克服できるかどうかが鍵となりそうだが、これを克服すれば、今後の選択肢も大きく広がる。


トウショウフリーク

休養前の未勝利(小倉・芝1800m)で初勝利を収めたあと、戦列復帰した昨春からダートで4連勝を果たし、初の重賞挑戦となった前々走のみやこSでも2着を確保。優勝したエスポワールシチーにマークされる厳しい展開を克服し、3着のニホンピロアワーズ(のちに名古屋・ダート2500mのJpnII・名古屋グランプリを制覇)、4着のワンダーアキュート(重賞3勝)といった実力馬を押さえ込んだレースぶりは、次世代のダート路線のスター候補と感じさせるのに十分な内容だった。激しい先行争いとなったうえに、1コーナーでの不利も影響した前走のジャパンカップダートは15着と大敗したが、最後まで自分のリズムに乗れない走りだったことを思えば、度外視してもいいだろう。〔3・1・0・0〕と好相性の京都・ダート1800mで、みやこSのように自分の形で競馬をすることができれば、巻き返しは可能なはずだ。


タガノロックオン

以前のように道中で行きたがる面をほとんど見せず、追って確かな伸び脚を見せた前走の師走S(中山・ダート1800m)は、この馬の精神面の成長を証明した内容と言えるだろう。オープン特別初勝利となったこのレースは、シリウスS4着以来となる約3か月の休み明けで、絞りづらい時季ということもあって、馬体重は前走比10キロ増。数字が示すとおりに、馬体は少し余裕が感じられただけに、休み明けをひと叩きされた上積みはかなり見込めるはずだ。ダート1800mは〔3・0・0・1〕とベストの距離。明け4歳の成長力を加味すれば、相手関係が一気に強化される今回でも、互角以上の競馬が期待できるだろう。


シルクシュナイダー

前々走の1000万下(阪神・ダート2000m)に続き、1600万下の初夢S(京都・ダート1800m)も豪快に差し切って、目下2連勝中。急に成績が安定してきたように見えるが、良馬場に限れば、通算成績は〔3・0・1・1〕。唯一の着外は4走前の1000万下・見附特別(新潟・ダート1800m)の2位入線13着降着なら、ほぼパーフェクトな成績と言える。出世が遅れたのは、道悪競馬に何度も泣かされてきたためと見るのが妥当だろう。強力な先行タイプの馬がいるメンバー構成に加えて、厳寒期の馬場なら、それほど上がりの速い決着にもならないはず。常に安定した末脚を発揮できる馬だけに、展開次第では重賞初挑戦でのタイトル奪取も十分にありそうだ。


インバルコ

オープン特別を3勝したほか、昨年の平安Sで優勝馬ダイシンオレンジからハナ差の2着、マーチS(阪神・ダート1800mで開催)とJpnII のダイオライト記念(船橋・ダート2400m)でいずれも3着に入った実績がある。いつ重賞を勝っても不思議のない実力馬だが、道中から気合いを付けっぱなしで追わなければ、勝負どころでのポジションを上げ切れないほど、ズブいタイプ。パワーのいる厳寒期の馬場に加えて、速い流れでスタミナが要求されるこの馬向きの展開が予想される今回は、重賞初制覇のチャンスが十分にありそうだ。積極的に外国人騎手を起用しているのもこの馬に合うと判断しているからで、日本人騎手の中で最も手が合うと陣営が断言しているのが、今回の手綱を取る後藤浩輝騎手。どんな競馬を見せてくれるのか、注目したい。



これまで、京都のダート1800mで行われてきた重賞は、平安S、アンタレスS、みやこSの3レース。1月下旬に行われる平安SはJRA最初のGI・フェブラリーSの前哨戦とあって、過去の出走馬に著名馬も多いが、意外なことに1番人気馬は12連敗中。昨年まで4月下旬に行われていたアンタレスS(今年から1週繰り上げて、阪神・ダート1800mで開催)も1番人気馬は8連敗を記録している。これに対し、ジャパンカップダートの前哨戦として2010年に新設された11月初旬のみやこSは、第1回の優勝馬トランセンド(2番人気)が2011年、第2回の優勝馬エスポワールシチー(1番人気)が2009年と2010年のJRA賞最優秀ダートホースに選出された強豪で、過去2回ともに平穏な決着に終わっている。同じ条件で行われるダート重賞でも、春季と秋季では対称的な傾向を示しており、この平安Sは“一筋縄ではいかないレース”と捉えるのが正解だろう。

京都・ダート1800mの重賞、みやこSを昨秋に1番人気で圧勝しているエスポワールシチー(牡7・安達昭夫)。今回も圧倒的な支持を集めることになるだろうが、昨秋以降のレースぶりが1戦ごとに上向き傾向とあれば、みやこS以上の内容での勝利を期待したいところだ。前走のジャパンカップダート(3着)後、年明け初戦をこの平安S、2走目に上半期の大目標・フェブラリーSというローテーションが定められた。1週前追い切りも12日に栗東CWコースでしっかりと消化し、出走態勢はほぼ万全。斤量の58キロも昨年のみやこSで克服済みとあれば、死角らしい死角も見当たらない。今年最初のレースを好発進で決めてくれそうだ。

3走前の1000万下・多摩川特別、前々走1600万下の東京ゴールデンプレミアム(ともに東京・ダート1600m)と2連勝を飾ったあと、ダート重賞に初挑戦した前走の武蔵野Sで3着に好走したアドマイヤロイヤル(牡5・橋田満)は、今年の飛躍が期待できる1頭だろう。前走後は短期放牧に出ていたが、12月14日に栗東トレーニング・センターへ帰厩。1月13日には坂路で4ハロン53秒1をマークし、1週前追い切りを無事に終えている。520キロ前後の大型馬の休み明けだけに、当日の馬体重はチェックしておきたいが、ここまでの調整過程は順調と見ても良さそうだ。

初のGI 挑戦となった前走のジャパンカップダートこそ15着と大敗したトウショウフリーク(牡5・鶴留明雄)だが、これは1コーナーで他馬に挟まれるアクシデントが大きく響いてのもの。自分のペースでスムーズな競馬ができれば、巻き返しは可能だろう。芝のGI で3勝を挙げた半姉のスイープトウショウとはかなりタイプが違うが、備えている能力は匹敵するものがあるはず。12日に行われた栗東坂路での1週前追い切りは、なかなか力強い動きだった。

タガノロックオン(牡4・松田博資)は約3か月ぶりのレースとなった前走オープン特別の師走S(中山・ダート1800m)を優勝。ダートの重賞は、昨年のJpnI・ジャパンダートダービー(大井・ダート2000m)3着、レパードS4着、シリウスS4着と勝ち切れないながらも善戦を続けており、今年は重賞のタイトル獲得を期待してもいいはずだ。調教では行きたがる面を見せるが、前走で折り合い面に進境がうかがえたのは好材料だろう。

最も勢いを感じる上り馬が、目下2連勝中のシルクシュナイダー(牡4・須貝尚介)で、セールスポイントは堅実な末脚。前々走1000万下(阪神・ダート2000m)が2馬身半差の快勝、前走1600万下の初夢S(京都・ダート1800m)ではメンバー中最速となる上がり3ハロン36秒4(推定)の末脚を発揮し、クビ差の接戦を制している。今回はGI レース並みの速い流れが予測できるメンバー構成だけに、直線を向いた段階でどれだけ末脚を温存できているかがポイントとなってきそうだ。前走時の馬体重が514キロという大型馬で、太めの残りやすい時季だけに、ここ2戦で順調に使われてきた強みもありそう。

インバルコ(牡6・池江泰寿)は、昨年のこのレースの2着馬。厳しい競馬になればなるほど力を発揮するタイプで、昨年は1~3着馬が同タイムの接戦だったが、4コーナー8番手からメンバー中最速タイの上がり3ハロン37秒1(推定)の末脚を繰り出して、連対を確保した。3走前のみやこSは、2番手追走のエスポワールシチーが快勝し、逃げたトウショウフリークが2着に粘るという前残りの展開になって、8着に敗退。前2戦のオープン特別は、ベテルギウスS(阪神・ダート2000m)が59キロで2着、師走Sが58.5キロで5着と、重い斤量が影響した印象。56キロで出走できる今回は、昨年の再現があってもいいはずだ。

タカオノボル(牡4・矢作芳人)は、昨夏のレパードSで勝ち馬から0秒3差の2着に入った実績馬。ダートのレースキャリアもまだ6戦と、伸びしろも十分だ。今回は、前走オープン特別のブラジルC(東京・ダート2100m、4着)以来3か月ぶりの実戦となる。栗東トレーニング・センターに帰厩したのが1月4日で、攻め量がまだ少し不足気味なのがどうかだろう。12日に坂路で行われた1週前追い切りではラスト1ハロン14秒1と時計を要していただけに、直前の追い切りの動きに注目したいところだ。

キクノアポロ(牡6・野中賢二)は、前走で地方交流重賞のJpnII・名古屋グランプリに参戦し、勝ち馬のニホンピロアワーズから2秒8も離された4着に完敗。7か月半の休み明けで最後は完全に息切れしてしまった印象だけに、ひと叩きされたことで今回は粘りが増してくるはず。3走前の1600万下・堺S(阪神・ダート2000m)を快勝、前々走オープン特別のブリリアントS(東京・ダート2100m)を圧勝した実力馬だけに、直前の追い切りで復調気配がうかがえるようなら、巻き返しのチャンスはあるだろう。

前走オープン特別の師走Sで、勝ち馬のタガノロックオンからクビ差の2着に惜敗したスタッドジェルラン(牡6・安田隆行)。休み明けを苦にしないタイプだが、それ以上に成績が良いのは〔1・2・0・0〕とパーフェクトの叩き2戦目。相手はかなり強くなるが、ここで通用してもおかしくない能力の持ち主だ。



データ分析


春のダート重賞の大一番、フェブラリーSのステップレースとなる一戦が、この平安S。過去10年の優勝馬のその年のフェブラリーSにおける成績は、2005年のヒシアトラスの3着が最高だが、2007年のこのレースで2着だったサンライズバッカスが、次走でフェブラリーS制覇を果たしている点は見逃せない。今年のダート戦線を展望する注目のレースの傾向を、過去10年の結果から探っていこう!

伏兵馬の台頭は?

単勝人気別の成績で注目したいのは、単勝「1番人気」馬が未勝利で、優勝馬が「2~9番人気」のエリアから出ていることだ。そのなかでも勝率トップの「5番人気」、優勝馬4頭を送り出す「6~9番人気」がクローズアップされる。率の上では「1番人気」・「3番人気」・「5番人気」が3着内率50.0%をマークしている一方で、「6番人気以下」から全体の3分の1にあたる延べ10頭の3着内馬が送り出されている。今年も伏兵馬の台頭があるのか、大いに注目してみたい。


内枠勢がリード

馬番別の成績の特徴は、内枠勢の成績が良いことだ。「1~3番」と「4~6番」の2グループでは勝率が10%を超えているが、それより外の馬番では4%未満の勝率にとどまっている。しかも、2桁馬番での優勝は2002年、2003年に連覇を果たしたスマートボーイ(2002年15番、2003年12番)による2勝だけ。「7~9番」で優勝したのも2004年のタイムパラドックス(7番)1頭だけとなっており、2005年以降は「1~6番」のグループが7連勝中だ。今年も内枠勢からは目が離せないだろう。


近2走の着順に注目!

過去10年の出走馬の近2走の着順を比較してみると、「近2走ともに1着」と「前々走より前走の着順が上」の2グループが、その以外の2グループより、勝率、連対率で圧倒的上位の数値を叩き出していた。ちなみに、「近2走ともに1着」で優勝した2頭(2006年タガノゲルニカ、2007年メイショウトウコン)は、条件クラスを連勝してきた馬だった。このレースでは、連勝中、もしくは前々走から前走で着順を上げていた馬を重視したい。

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

エスポワールシチー(3着)

 「状態も徐々に戻ってきましたし、すごくいい競馬ができました。勝負しに行って、4コーナーでは勝てるかなという手応えでしたが、相手が上でした」(佐藤哲三騎手・ラジオNIKKEI)

 「調子が悪い時のように態勢を崩すことはなかったけど、ゲートを出てからの行き脚がもうひとつ。真ん中の枠で内も外も牽制しないといけないポジションだったけど、1角でゴチャついた割に比較的、いいポジションを取れた。勝負どころからは勝ち馬を負かしに行っての競馬。今日のところは相手が強かったということだろう。でも、久々に集中していて、いい雰囲気で臨めたし、まだまだ老け込む年でもないので、次は負かせるようにまた頑張っていきたい。」(佐藤哲三騎手・競馬ブック)

 「これで負けたら仕方ない。今日のところは向こうがチャンピオンだと思う。言い訳なしに負けた。」(佐藤哲三騎手・日刊スポーツ)
 「仕掛けて先行。1角でゴチャつきそうになったが、事なきを得て2番手。道中も手応え良く追走。3角過ぎからジワッと上がって行き、4角でトランセンドに並びかけたが、直線で振り切られ、最後はワンダーアキュートに内から強襲され、3着。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

エスポワールシチー

 「球節が腫れた影響で東京大賞典回避も大事を取ったもので大丈夫。悪くても前回の出来にあり、負けられない気持ち。」(安達昭夫調教師・デイリー馬三郎)

 「チップの荒れた坂路を避けて、当該週の追い切りもコースでやりました。変わらずいい状態です。次走のGⅠへ向けて好結果を。」(安達昭夫調教師・競馬ブック)

 「ジャパンカップダートは3着ではありましたが力を出し切りました。その後は疲れも出ましたが十分間隔も取りましたので現在は問題ありません。確かに前走後左の前肢を軽く捻って東京大賞典を回避しましたが、2~3日で調教も再開するぐらいで、あくまでも大事をとってのことです。平安ステークスを目標としたのは58kgで出走出来て、いい競馬が出来ると考えてのことです。今朝(水曜日)の追い切りをCWで行ったのは昨日坂路に入れたら馬場が悪く落鉄したためです。朝一番のいい馬場状態のCWで追い切りました、馬場が悪いと走りませんからね。今日はいい感じで伸びていい追い切りでした。覇気も出て調子の回復を感じました。ここは是非勝ってフェブラリーステークスに駒を進めたいですね。」(安達昭夫調教師・ラジオNIKKEI)

グランドシチー

 「予定通りにきているし、疲れも見せない。本当に今出来が申し分ありませんね。相手は強化されるが、楽しみだよ。」(相沢郁調教師・デイリー馬三郎)

 「中間は予定通り4本追い切りを消化。直前も長めからしっかりやれた。今回は輸送もあるから絞れてくるだろう。体調は万全だし、直線が平坦な京都に替わるのもプラス。あとは一気の相手強化と高速決着にどこまで対応できるかだね。」(相沢郁調教師・デイリー馬三郎)

 「準オープンはすぐに勝ってくれるだろうと思っていましたから、前走は差し切ってくれて、嬉しかったです。去年は夏以降に、馬がしっかりしてきました。当初思っていたように成長してくれました。以前は一回走るとガタガタになってしまうようにすごく弱かった馬ですが、その点が解消されて、体質が強くなってきました。中間は放牧せず、厩舎で調整し、追い切りを重ねてきました。今朝もいつも通りの追い切り、単走で、十分だと思います。まだ底を見せていませんし、充実期に入っています。今年は大きいところを獲りたいと思っていますから、期待しています。京都は直線に坂が無い分、より切れ味を発揮できるコースです。どれだけ前に詰められるかですね。同じ馬主のエスポワールシチーがいますから、どれだけ挑めるか。ジョッキーも気楽に、肩の力を抜いて、馬の力を出してもらいたいと思います」(相沢郁調教師・ラジオNIKKEI)

トウショウフリーク

 「乗り込みは順調だけど、放牧明けで馬体には余裕がある。好相性の京都に戻るし、今週のひと追いでピリッとすれば。」(鶴留明雄調教師・デイリー馬三郎)

 「初のGⅠ挑戦となったジャパンカップダートは自分のスタイルでは無い2番手からという厳しい競馬になりましたが、今後に向けてのいい経験になったかもしれません。でも現時点では逃げの形がベストだと思います。今日は併せ馬の追い切りで遅れるという内容でしたがこの馬なりに動いているのかと思いました。今回は相性のいい京都ということでその点はプラス材料、逃げて連勝しましたので今はその形が一番いいのかと思います。ここでいい結果が出せればフェブラリーステークスに向かう事になると思いますが、状態は悪く無いのでいい結果が出るよう頑張ります。」(池添謙一騎手・ラジオNIKKEI)

●ほっさん予想

 断然の1番人気が予想される我らが愛馬エスポワールシチーですが、私は世間の楽勝ムードほど私は安泰とは思っていません。

 何せ、思った通りに行かないことが多いのが競馬ですから。何度痛い思いをしてきたことか。

 また、エスポワールシチーも旧馬齢で言えば8歳。4歳5歳の全盛期に比べて衰えは隠せませんし、いつGⅢクラスで脚元をすくわれても不思議はありません。いつまでも王者ではありませんし、いつまでも全盛期のエスポをイメージしたり追いかけていても仕方ありません。衰えは生物であるならば、致し方のないことですから。


 また、1番人気は過去10年勝っていないことや、前々走よりも前走の着順が悪い馬が来ていないことも上記のとおりです。それに強いと言っても斤量差が2キロあります。


 ただ、追い切りの動きは絶好調ですし、京都ダート1800mは昨年秋のみやこSで強い勝ち方をしています。また、京都ダート1800mはスマートボーイの伝説があるように、高齢でも力のある逃げ馬に非常に有利なコースです。

 負ける要素は少ないと思いますが、グランドシチーをはじめ若い新興勢力の台頭は怖いものがあります。頑張って欲しいですね。胃に悪い直線になりそうです(笑)。

●口取りの権利を持って、現地応援致します

 当日は現地応援予定で、かなーーーり前から休暇を出し、万全の準備をしていました。もろちん、パドック写真等、たくさん撮ってくる予定です。また、グランドシチーもたくさん撮って来たいと思っております。

 更に、みやこSは仕事で行くことが出来なかった悔しさもあり、今回こそは口取りに参加したいとずっと言い続けて来ましたが、昨日の夕方の出馬確定後一番(3時50分くらい)に参加応募したこともあり、運よく当選させていただくことができ、今から緊張しています。

 断然の1番人気が予想され、落とせない1戦ですが、これだけの好材料が揃って万が一ハナ差でも差されたら、後悔しても悔やみきれませんし、競馬には絶対がなく難しいことはわかっていますが、ここは勝って欲しいですね。

 今からドキドキしています。

これ以降は1月22日に作成(一部2月8日に追記)

●パドック

 既報通り、口取りの権利を持って、京都競馬場に応援に行きました。以下は撮影順です。

 少し天気が悪かったので不安でしたが、まずまず撮れているような気がします(私にしては)。


まずは馬番的に先に目の前に登場したシチーの僚馬グランドシチー。



そして、昨年12月のジャパンカップダート以来の再会となる愛馬エスポワールシチー。



グランドシチーは京都は好相性というものの、関東馬で、実際に見るのは今回が初めてでした。いやぁ、さすがに1000万→準オープンと連勝している馬だけあって、私好みの筋肉質の素晴らしい馬体でした。



こちらは巨漢(本日は622キロ)でJRA記録を持つクリーン。私としてはこの馬とエスポが対戦した西脇特別が初めての口取り参加でした。



エスポワールシチーの単勝は1.3倍。この時点では2番人気は10倍を超えています。それほど一本被りだったんですけどねぇ。



以前はパドツッでも煩いところや、厩務員にやたら甘えるところを見せていたエスポワールシチー。その愛馬が静かに堂々と周回している光景は異様に感じます。初老の落ち着きのように思いました。



こちらは2番人気の上がり馬、アドマイヤロイヤル。私のPOG指名馬ラインクラフトの半弟です。しかし、オープンの壁に跳ね返されて8着でした。



こちらはスイープトウショウの下に当たるトウショウフリーク。エスポと同型(脚質)で目障りな存在です。



以前は威圧感さえ感じて怖かったエスポですが、なんだか可愛らしく見えます。



シチー丼も十分にあり得ると思っていました。



とまーれーの直後。私のちょうど前にグランドシチーが。



逆にエスポにはちょうどお尻を向けられてしまいます。手を挙げておられるのが安達昭夫調教師。非常ににこやかでしたが。



エスポの佐藤哲三騎手をはじめ、ほとんどの有力騎手は前のレースに騎乗していたこともあり、パドックに現れませんでした。いつもなら武豊騎手がパドックにいるはずもないのですが、最近騎乗馬がめっきり減って、質も落ちて・・・。



エスポは佐藤哲三騎手が来なかったのでアップを撮ってみました。



武豊騎手。また愛馬に乗ってくださいね。彼と一緒に口取り写真が撮りたいなぁ。

●本馬場入場


エスポワールシチーの返し馬。返し馬はいい感じでした。



シャッターのタイミングが悪く、尻尾が切れちゃいました。



それに引き換え、グランドはきっちりと撮れました。



ゲート前でのエスポくんと主戦の佐藤哲三騎手。



ゲート前でのグランドシチーと津村明秀騎手。関西ではほとんど見たことがないなぁ。



もう今後あり得ないかも知れない、友駿馬の重賞2頭出し。貴重なツーショットと思います。

●レース 


15番ゲートがエスポワールシチー。11番ゲートがグランドシチー。



エスポワールシチーはいつものように1完歩目をそろっと出し、半馬身ほど遅れます。



場所にも寄りますが、内側のスタートが良かったように感じました。



ここから二の脚を使い前に取りつきます。



ただ、外枠ということもあり、トウショウフリークとヒラボクキングの次の3番手で競馬を進めます。グランドシチーは最後方からの競馬になります。


 そのままペースは緩まず淀みない流れで進み、4コーナーカープの勝負どころではスッと上がって行った2番手のヒラボクキングに対し、エスポワールシチーは斤量が響いてかスッと反応出来ずに遅れます。結局この差を最後まで詰めることができずに直線半ばでエスポの勝ちはないと確信出来ました。

 それどころか最後は後ろから強襲してきたシルクシュナイダーにも交わされそうになり、脚色は劣っていたものの、辛うじて2着は死守しました。



残り100m付近で逃げるヒラボクキングと追いすがるエスポワールシチー。



10番人気の伏兵ヒラボクキングが勝ち、単勝は5640円つきました。鞍上の藤岡佑介騎手は以前ステップシチーでお世話になった騎手で、エージェントに恵まれなく騎乗馬の質や量はイマイチも非常に腕のある騎手です。最初からエスポより前につけるつもりなど、人気薄の気軽さで大胆にそして非常に上手く乗られ初重賞制覇へと導きました。

●時計の評価

 今回のエスポワールシチーの走破時計1分48秒3不良馬場は、水分を含んで馬場がしっかりと固まっていたとはいえ、非常に速い時計です。私は逆に速い時計の出せるエスポ有利だと思いましたが、この時計で走りきれる馬が他にいたとは。

 相手を褒めるべきだと思います。

●レース後の騎手・調教師のコメント

エスポワールシチー(2着)

 「馬は一生懸命頑張っています。今日は仕方ありません」(佐藤哲三騎手・ラジオNIKKEI)

 「行ければ行こうと思っていたけど、トウショウフリークがテンから行っていたし、外枠から先手を主張したら1分47秒台の競馬になっていただろうからね。でもスタートは良かったし、手応えも良く、あの位置からでも勝てると思っていた。衰えは感じないけど、この時計勝負では結果的に58キロ、外枠の分が響いてしまったかな」(佐藤哲三騎手・競馬ブック)

 「馬は一生懸命走っているのでしょうがない。スタートは決まったし、形は悪くなかった。行きっぷりはこれまでにないくらいだったので、この良さを伸ばして、甘さを補っていければ」(佐藤哲三騎手・デイリー馬三郎)

 「行ければ行こうと思っていたけど、トウショウフリークがテンから行っていたし、外枠から先手を主張したらもっと速い時計になっていたでしょう。でもスタートは良かったし、手応えもあったので勝てるかと思いましたが、この時計勝負では結果的に斤量と枠が響いてしまったのかもしれません」(佐藤哲三騎手・友駿ホースクラブ公式HP)

 「ここまで結構やってきたし、上積みはどうかな」(安達昭夫調教師・スポーツニッポン)

 「状態が良くなっていただけに勝ちたいところでしたがレースの流れが厳しいものとなりました。」(安達昭夫調教師・友駿ホースクラブ公式HP)

ヒラボクキング(1着)

 「正直、完調とまでは…と思っていたのですが、強かったですね。出来ればエスポワールシチーより前でレースをしようと考えていました。この速い時計で勝ってくれましたし、負かした相手が相手ですから今後が楽しみです」(藤岡佑介騎手・ラジオNIKKEI)

シルクシュナイダー(3着)

 「力をつけて、オープンでも十分通用する馬です。後はいかにこの馬にハマッたレースが出来るかでしょうね。ただ、今日は3~4コーナーで動きたい時に動けませんでした。とにかく前回の強さは本物です。これからが楽しみな馬です」(岩田康誠騎手・ラジオNIKKEI)

トウショウフリーク(7着)

 「今日は自分のスタイルのレース、仕方ありません。今は良化途上ですからね」(池添謙一騎手・ラジオNIKKEI)

アドマイヤロイヤル(8着)

 「4コーナーの感じなら、もう少し伸びてもいいのですが…。一瞬の脚を生かす競馬が合いそうで、その意味ではこの距離は少し長いのかもしれません」(安藤勝己騎手・ラジオNIKKEI)

グランドシチー(14着)

 「オープンでいきなりこのタイムの決着は厳しいですね。乾いた馬場でもう一度真価を問いたいです」(津村明秀騎手・ラジオNIKKEI)

 「思うよりオープンのペースに戸惑い、馬場も合わなかったようです。しかし慣れるうちに良化してくるはずです」(相沢郁調教師・友駿ホースクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

エスポワールシチー(2着)

 「スッと行き脚がついて3番手。道中も勝ち馬を見て、いい形でレースができたが、4角手前から仕掛けても勝ち馬との差が詰まらず、結局馬体を併せることもできないまま。同斤量だったみやこSの時と同じくらい走っていると思えるだけに相手を誉めるべき。」(競馬ブック)

競馬ブック

重賞回顧 観戦記 長岡利幸TM

58キロならエスポワールシチーはよもや負けることはないだろうと高をくくっていた「平安S」だが、嫌なデータもあった。過去10年で1番人気は2着が3回あるものの未勝利というもの。それが今年も引き継がれることになった。大本命エスポワールシチーは3番手からケチのつけようのないレース運び。結局、前を掴まえられず、何とか踏みとどまって面目を保ったが、年齢的な衰えがあるのかも知れない、と思った。勝ったのは勝率トップの5番人気でもなく、4勝を挙げている6~9番人気でもなく、更に人気薄で10番人気のヒラボクキング。4角で早目に先頭に立つ強気のレースが功を奏しての大金星。確実に地力を強化している。3着のシルクシュナイダーはエスポワールシチーを交わす勢いだった。まだ4歳、もっと強くなりそうだ。


レース終わってみると! 西村敬TM

週報の段階ではエスポワールシチーとしながらも、違う馬に◎を打つ考えもあった平安S。だが、結局はエスポワールに落ち着いた。少しレースが開いているのに中間に一度もビシッと追われていないし、含水率が極端に低く、少し時計のかかっている今の京都ダートなら他馬に付け入る隙もあるかと。稽古に関してはこれまで大概の場合、一杯には追わずとも、少しレースが開いている場合は1週前までに速い稽古を消化しているのだが、今回は1週前の追い切りでも84秒6-68秒5-54秒5-40秒7-13秒0(馬なり)。もし今週も馬なりで済ますのであれば…と気にしていたのだが、そんな自分の邪推を吹っ飛ばすような今週の動き。終いに軽く気合をつける程度でビシッとは追わなかったのだが、自分の計時では1ハロン11秒3。推進力が素晴らしかった。これでやっぱり◎にしようかなと思ったところに、週末の雨予報。重いダートでも問題はないが、スピード優先の馬場になればより優位に立てる。58キロも克服済み。これで◎決定。うまく立ち回ったとはいえ、太いと思っていた前走で勝利を収めたタガノロックオンが○印。もともと腹袋のある体形。中間もあまり絞れた印象はないが、使っての上積みは見込めて55キロ。明け4歳でまだ伸びしろもある。以下、インバルコ、アドマイヤロイヤル、グランドシチー、スタッドジェルラン、サイレントメロディにも印を回した。

   さてレース。注文通りハナを切ったトウショウフリーク。2番手にヒラボクキング。エスポワールはその2頭を見る形で。3ハロン目からもラップがあまり緩まず、速めの平均ペースで推移して1000m通過は1分ジャスト。締まったダート、重賞を考えれば後ろからでは厳しい流れか。と思っていたらやっぱりそうなった。ただ、それでもエスポワールは少なくとも前は交わすと思っていたのだが…。4角では前を行くヒラボクの方が手応えがいい。エスポワールはみやこSの時のような唸るような手応えではなかった。結局ヒラボクが突き放し、エスポワールは後ろの馬にも交わされそうになっていたほど。見た目の仕上がりは悪くないように思えたが、危惧していた通り中身が万全とはいかなかったのかも。加えて、休養の効果でヒラボクがグングン良くなっていたのかも知れない。次走が試金石になるが、馬体やフットワークはデビュー当初から目についていた馬。今回の勝利がフロックではないことは確かだろう。最後にサイレントメロディの方に印を打ってしまったことを反省せねばなるまい。

   今週は土曜の芝1600mの新馬を勝ったカレンブラックヒルが印象的だった。今週の追い切りを見て“走る”と感じたのだが、ゲートに時間を要したとのことで、今の先行有利の馬場でもし出遅れでもしたらと思って○にとどめたのだった。勝ち時計も速いし、身のこなしが柔軟でフットワークがいい。出世しそうだ。自分はといえば、WIN5が最後まで残っていたのに、エスポ、タガノの2点で沈没。しばらくゴンドラで動けなくなっていたのでありました。

●気になる賞金は

 今回2着ですから、本賞金が1400万円。付加賞が16.8万円。出走手当が384000円の計14552000円というところですかね。今年から内国産馬の奨励金は新馬と未勝利戦だけになったんでしたよね。

 ということは、1口で割りますと、15000円程度の配当でしょうか。これだけでも月々のクラブへの全支払い2か月分くらいはありますね。私としては月にそのくらい稼いでくれたら十分満足です。先月、先々月はそれ以上稼いでくれましたし。

●今後の展望

 次走は年初の予定通りフェブラリーSですね。平安Sを使うことも予定どおりですし、負けたとはいえ、斤量を背負って2キロ軽い相手に僅差で敗れたのですから、悲観することはありません。過去の強過ぎる残像が強い方はモノ足りないレースだったと思いますが、走破時計的にも決して悪い内容ではなかったと思います。少なくとも初重賞挑戦だった3年前の平安Sよりはずつと良い内容でした。

●最後に

 今回は中央の重賞ということでいろいろな情報が出て来ましたが、その中で納得がいかなかったことが「東京大賞典は右前肢の球節腫れで自重」という事実です。我々会員にはこの事実はクラブ公式HPでひと言もありませんでした。

 相変わらず他馬の帰厩情報も1週間以降遅いですし、せっかく改革を好印象に思っていましたが、私の気持ちはズタボロです。他の多くの会員様も同じことを言っておられます。

 当然、友駿ホースクラブに追加出資する気にはなれませんし、やはりエスポ引退と共に撤退という気持ちに変化はありません。会報は良くなったのですし、公式HPももっと内容を濃くし、情報を早くし、騎乗予定騎手の情報なども掲載するべきです。

 私のように、良くなればやめる理由はないという方も少なくないでしょう。このままですと、看板馬の引退と共に多くのものを失う気がしてなりません。

最後までご愛読ありがとうございました

2011年12月22日立ち上げ 2012年1月1日、3日、9日、12日、15日、19日、20日、21日、22日、2月8日加筆
エスポワールシチーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2011年12月 4日 第27戦 ジャパンカップダート GⅠ 阪神ダ1800m (3着2番人気) 写真多数付き現地観戦レポート

2011年11月 6日 第26戦 みやこS GⅢ 京都ダ1800m (1着1番人気

2011年10月10日 第25戦 南部杯 JpnⅠ 東京ダ1600m (4着2番人気) 

2011年 6月29日 第24戦 帝王賞 JpnⅠ 大井ダ2000m (2着2番人気

2011年 5月 5日 第23戦 かしわ記念 JpnⅠ 船橋ダ1600m (3着1番人気) 写真多数付き現地観戦レポート

2011年 3月21日 第22戦 名古屋大賞典 JpnⅢ 名古屋ダ1900m (1着1番人気) 写真多数付き現地観戦レポート

2010年11月 6日 第21戦 ブリーダーズカップ クラシック GⅠ チャーチルダウンズ ダ2000m (10着/7番人気)

2010年10月11日 第20戦 マイルチャンピオンシップ南部杯 JpnⅠ 盛岡ダ1600m (2着1番人気

2010年 5月 5日 第19戦 かしわ記念 JpnⅠ 船橋ダ1600m (1着1番人気

2010年 2月21日 第18戦 フェブラリーステークス GⅠ 東京ダ1600m (1着1番人気) 写真多数付き現地レポート

2009年12月 6日 第17戦 ジャパンカップダート GⅠ 阪神ダ1800m (1着1番人気) 写真多数付き 現地レポート

2009年10月12日 第16戦 マイルチャンピオンシップ南部杯 JpnⅠ 盛岡ダ1600m (1着2番人気

2009年 5月 5日 第15戦 かしわ記念 JpnⅠ 船橋ダ1600m (1着2番人気) 写真多数付き 現地レポート

2009年 3月29日 第14戦 マーチステークス GⅢ 中山ダ1800m (1着1番人気

2009年 2月22日 第13戦 フェブラリーステークス GⅠ 東京ダ1600m (4着/5番人気) 写真多数付き 現地レポート

2009年 1月25日 第12戦 平安ステークス GⅢ 京都ダ1800m (2着1番人気) 写真多数付き 現地レポート

2008年11月24日 第11戦 トパーズステークス オープン 京都ダ1800m (1着1番人気) 写真多数付き 現地レポート

2008年11月 2日 第10戦 錦秋ステークス 1600万下 東京ダ1600m (1着1番人気

2008年 9月27日 第9戦 西脇特別 1000万下 阪神ダ1800m (1着2番人気) 写真多数付き 現地レポート

2008年 8月30日 第8戦 500万下 小倉ダ1700m (1着/4番人気)

2008年 8月10日 第7戦 秋吉台特別 500万下 小倉芝1200m (7着/3番人気)

2008年 7月20日 第6戦 3歳未勝利 小倉芝1200m (1着1番人気

2008年 6月21日 第5戦 3歳未勝利 阪神芝1400m (2着/4番人気) 写真多数付き 現地レポート

2008年 5月 3日 第4戦 3歳未勝利 京都芝1600m (6着/2番人気

2008年 4月20日 第3戦 3歳未勝利 福島芝1800m (5着1番人気

2008年 3月29日 第2戦 3歳未勝利 阪神芝1400m (2着1番人気

2008年 3月 9日 デビュー戦 3歳新馬 阪神芝1600m (3着1番人気) 写真多数付き 現地レポート

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